森 博嗣 (Written by)
Kodansha (Publishing House) / Kodansha Bunko
1998年12月11日 (Release date)
Bunko (Format)
孤島の密室を舞台にしたミステリー小説。
気になってこの著者の作品を読んでみた。
本書は犀川創平と西之園萌絵が活躍するシリーズの第一作で、このシリーズは全十作らしい。
Also、その他にも多くの作品を執筆しているみたいだな。
著者が工学部の先生ということで、理系な感じの小説だった。
コンピューターとかロボット、プログラム、音声認識、VR、ウイルスなどの要素が登場していた。
もともと本作は1996年に刊行されたそうで、時代設定は1994年だとか。
僕の知識が浅いだけかもしれないが、20年以上前の事なのに内容が新しいなぁと思い、楽しく読んだ。
ラストを読むと分かったが、あの人物は再び登場しそうだな。
Speaking of which、プログラミングで整数型を意味するIntegerはインティジャ(インテジャー?)っていうんだな。
僕はずっとインタゲーだと思っていた。
Related Posts
- Exciting programming starting from elementary school 阿部 和広 (Written by) 日経BP社 (Publishing House) 2013July 25 - (Release date) Hardcover (Format) MITメディアラボが開発したScratch(スクラッチ)というプログラミング言語についての本。 この本を読めば、小学生でもプログラミングができるみたい。 漢字にふりがなが振ってあったり、ニャタロ~をはじめとするキャラクターが登場したり、画像が多用されていたりと確かに分かりやすい。 Scratch1.4のインストールが小学生にはちょっと分かりにくいかなとも思ったが、その場合はScratch2.0を使えばいいか。 Simply、Scratch2.0では細かい変更点があるので注意が必要だろう。 まぁそれほど変わらないけどな。 本書の内容は以下のようなものだ。 国語 物語メーカー 算数 フィズバズ 理科 アリシミュレーター 社会 なんでもクイズ 音楽 かえるのうた(輪唱) 体育 100mハードル 僕が個人的に面白かったのは音楽のパートかな。 Speaking of which、2020年から小学校でプログラミング教育が必修化するらしい。 今後、AI(人工知能)やIOT(モノのインターネット)などの技術が社会の在り方を大きく変え、「第4次産業革命」とよばれる時代が到来するというのだ。 それに備えて子どもにプログラミング教育をしようということみたい。 文部科学省もいろいろ将来のことを考えて計画を立てているんだな。 授業ではこのScratchを使うのかな? Scratchといえば、僕は前にニコ生でScratchのイベントを見たことがあった。 小学生たちが自分の作品を発表しててすごかったなぁ… プレミアム会員だとまだタイムシフトが見れるみたいだ。 MITが開発した教育用プログラミング言語Scratchのイベント「Scratch Day」 作品発表は2:42:00~くらいからと5:33:00~くらいからだろうか? 何かに熱中するというのはいいことだな。
- What Is Google? 牧野 武文 (Written by) 毎日コミュニケーションズ (Publishing House) / マイコミ新書 2010年1月23日 (Release date) New book (Format) Googleについていろいろ書かれた本。 前読んだ「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」という本と同じような内容だ。 However,、本書の発売は2010年ということで、こちらのほうが新しい本だ。 本書の内容でも今となっては外れてる予想もあったが、未来を予測することは難しいからな。 印象に残ったことをまとめ。 クロムOSとアンドロイド プラットフォームビジネスは儲からない? グーグルの成長戦略はとにかくたくさん検索してもらって、広告をクリックしてもらい、広告費で稼ぐというものか ウェブ履歴 行動ターゲティング広告とプライバシー Googleは邪悪になるか? Googleの使命についての有名な言葉 医療界や遺伝学の分野に進出するかも 代替燃料と無線LANにも興味を持っている ウェブ履歴というサービスは知らなかった。 今のマイアクティビティというサービスの元になったものなのかな。 Also、Googleの理念については会社概要の冒頭に書いてある有名な言葉があるらしい。 Googleの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。 (p.161) また、こんな理念もあるらしい。 ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。 (p.167) Googleはこれらの理念に沿っていろんなサービスを展開しているようだ。 Speaking of which、前に読んだ「沈黙のWebライティング −Webマーケッター ボーンの激闘−」という本にも同じことが書いてあった気がする。 2017年現在、Googleの収益源はどうなっているのだろうか。 広告費に加えて、Android、Google PlayストアとかポケモンGOとかで儲かっているのかな? それともポケモンGOはNiantic, Inc.って別の会社に収益が入るのかしら、I'm not sure。 Googleが自らの理念に反して今後邪悪になるかどうかも興味深いところだな。
- How to Lie in Statistics: An Introduction to Statistics Without Using Mathematical Formulas ダレル・ハフ (Written by) / 高木 秀玄 (Translation)Kodansha (Publishing House) / ブルーバックス1968年7月24日 (Release date)New book (Format) 新聞や雑誌、Books、広告などメディアに出てくる統計というものは疑ってかかったほうがいいというようなことが書かれている本。全10章で、サンプリング、平均、グラフ、相関関係などなどに気をつけたほうがいいと述べられている。最後の章には統計のウソを見破る5つのカギというものが書かれていた。 この本を読んでみて、僕自身勉強になった。世論調査とか会社の平均賃金とか広告の数字だとかはそれほど信頼できるものではないんだなぁ。For instance、世論調査で電話アンケートをしたとしても、電話が何曜日の何時にかかってくるかは分からないからな。昼間家にいない人や、逆に夜間家にいない人はどうなるんだろうか?平日家にいない人とか、逆に休日家にいない人もいるかもしれないし…と思ったが、最近では携帯電話にも電話をかけたり、何回も電話して出てもらうようにしたりしているらしい。な~んだ。But、回答者が質問者から良く思われたいために本心とは違う答えを言う場合もあるという。Speaking of which、この前のアメリカの大統領選挙でも前評判ではクリントンさんが勝つみたいに言われていたけど、結局トランプさんが勝った。やっぱり世論調査も偏っているみたいだ。 平均については、それが算術平均なのか、中央値なのか、最頻値なのかに気をつけないといけないという。そして広告などでも少ないサンプルを使っていたり、こじつけた数字というものがあるらしい。 The rest、個人的におもしろかったのは、1924年度のエール大学卒業生の年間平均所得についての例だ。この調査に回答したのは100%の人ではなく、何%かの人たちであろうと著者は言う。In addition、回答しなかったり、そもそも住所が不明で調査できなかった人たちはおおかた自慢できるほどの収入がない人たちと考えてよいと著者は言うw 住所のわからない名前というのは、そうではなくて、学士になって二十五年以上たっても、輝かしい仕事を何も成しとげていない人たちと考えてよいのである。(p.18) これはちょっとひどいが、確かにそうかもなと僕は思った。平均所得を下げそうな人たちははじめからサンプルに入っていなかったらしい。 今度からは僕も、この本で学んだ新しい視点で統計データを見てみようと思った。