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日常の色々

「海外の小説」に関する記事

現代の地獄への旅

15篇の短編集。日常世界の裂け目から立ち現れる幻想領域へ読者をいざなう。どれも面白かった。中編はミラノ地下鉄の工事現場で見つかった地獄への扉。地獄界の調査に訪れたジャーナリストが見たものはという物語。「卵」と「甘美な夜」などが印象…

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ユリシーズ Ⅰ

1904年6月16日午前八時、長い夏の一日が、マーテロ塔で静かに幕を開ける。 私立学校の臨時教師スティーヴンとユダヤ人のブルームの話。第1挿話から第8挿話までが収録されている。面白かった。解説によると本書は最も翻訳しにくい本の一つ…

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