建築新人戦006 建築新人戦オフィシャルブック2014
気の向くまま適当に手に取った本。
2009年から始まった、建築を学ぶ3回生までの課題を対象にした新人戦らしい。
アジア大会も開催されているみたい。
建築学科では徹夜で製図する話を聞いた事があるが、建築模型、プレゼンボードも作るのか、簡単に建築士になれるわけではないのだな。
川添善行さんの、建築が立ち入ること、立ち入らないことの話、團紀彦さんの、自分の可能性などというものは、時が来なければ人にも自分にもわからないので結論を急がないという話、松岡恭子さんの、建物は存在だけれど、建築は思想であり概念だという話、吉村靖孝さんの、2〜3回生の頃は褒められることがすごく勇気につながったという話など、プロフェッショナルな方々の話を読んで成る程と思った。
東南アジアの建築はトロピカル・アーキテクチャーで、建築空間をボリュームとして考えず、屋根と床で考える工夫が多いという。
それと壁に対する概念が少し他のアジアの国と異なるらしい。
アジアの社会主義国には旧ソ連の建築教育がいまも根強く残っているとの事。