高田 明典 (著)
光文社 (出版社) / 光文社新書
2006年5月20日 (発売日)
Kindle版 (フォーマット)
暇なのでなんとなく本書を読んだ。
フーコー、ハイデガー、ウィトゲンシュタイン、リオタールなどの思想を軸に「私」の「生と死」の問題を徹底的に考えた本だという。
僕には馴染みがない思想家が多かった。
全部読むと納得できた。
著者は非常に論理的に考えを述べていると思った。
僕は年齢的にも生活していく上でもう分かっているというか、経験や他の本で読んだ内容が多かったが、哲学、思想から論理的に考えても同じような考えに至るのだな。
この本は勉強になって有意義なのだが、とにかく論理的なので少し難しいかもと思った。
僕が知らない事も載っていた。
死んでも「〈他者〉によって引き受けられることのない生」としての《私》と、「超越確実性言明」の束としての〈私〉は残るらしい。
あと、人生は一回性のものだという事も覚えておこうっと。
巻末部でのサイバースペースの話は僕の考えと違う部分もあった。
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