疾風ガール
主人公は女性ロックバンドギタリスト。
10代最後の夏、敬愛するボーカルの男性が死を遂げる。
偽名で身元不明の変死体?、居ても立っても居られない彼女は彼の真実を求めて走り出す。
徐々に明らかになる事実。
ガーリーでミュージックな青春小説。
解説にも書かれているが、アマチュアバンドの日常が生き生きと描かれており、鮮明で新鮮だった。
確かにステージでパフォーマンスする場面の描出は迫力があるな。
薫さんが死ぬとは残念だ。
残された人の気持ちを思うと気分が重い。
魔が差したのだろうか。
才能と挫折は仕事、スポーツ、創作などで付いて回る面倒な問題な気がする。
他人を意識しないのか、自分に自信を持つのか、がむしゃらにがんばるのか、撤退するのか、etc…
僕は深く考えないようにしよう。
個々人の生き様は、思うようにいかなかったとしても尊いかな。
本書は続編も発売されているみたい。