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R62号の発明・鉛の卵

R62号の発明・鉛の卵

安部 公房 (著)
新潮社 (出版社) / 新潮文庫
1974年8月27日 (発売日)
文庫 (形式)

短編12編が収められた本。
チラパラと読んだが、僕の印象に残った作品はやっぱり「棒」かな。
昔読んだときはよく分からなかったが、今読むとなんとなく話が分かったような。
8ページほどの短い作品だし読みやすかった。

解説によると、本書の短編から読み取れる著者の発想原則の4項というものがあるらしい。
詳細に分析されると身も蓋もない気がするが、著者のアヴァンギャルド(前衛)な思想の特徴があるのだろう。
アヴァンギャルドとは発想を180度転換、既成概念を覆すことなのか。
そのような作品によって現実の問題点をつまびらかにしようとしたということなのかしら。

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