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スリーピー・ホローの伝説 故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より

スリーピー・ホローの伝説 故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より 

ワシントン・アーヴィング (著) / 吉田 甲子太郎 (翻訳)
Amazon Services International, Inc. (販売) / 青空文庫
2011年8月30日 (作成日)
Kindle版 (フォーマット)

映画「スリーピー・ホロウ」の原作となった本。
本書は32編の物語とエッセイが収められた「スケッチ・ブック」という本の一編らしい。
青空文庫となっていて、無料で読めるみたいだ。
底本は新潮社の新潮文庫から発売された「スケッチ・ブック」とのこと。
本書は映画とはちょっと違うストーリーとなっている。
イカバッド先生とブロム・ボーンズとの、カトリーナをめぐる恋の争いの結末がああだったのはちょっと残念だ。
イカバッド先生は幽霊騎士に連れて行かれてしまったのかな。

あと、僕は「倦怠の城(The Castle of Indolence)」という冒頭の1篇の文章が好きなんだよな。
スコットランド詩人ジェイムズ・トムソンの作品からの引用句。

そこは心地よいまどろみの国。
夢は半ばとじた眼の前にゆれ、
きらめく楼閣は流れる雲間にうかび、
雲はたえず夏空に照りはえていた。
--倦怠の城
(電子書籍のためページ数不明)

僕の記憶はあいまいなのだが、徳間書店が出版している映画のノベライズ版の巻末?にもこの文章が載っていて、それは訳が少し違った気がする。

そこは心地よいまどろみの国。
半ばとじた眼の前にゆれる夢の国。
きらめく楼閣は流れる雲間にうかび、
雲は夏空の下、絶えず照り映えていた…

みたいな訳だっけか?
僕はこっちのほうをよく覚えているなぁ…

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