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批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義

広野由美子
中央公論新社 / 中公新書
2005年3月 (発売日)
電子書籍 (発行形態)

多様な問題を含んだ小説『フランケンシュタイン』を基に批評理論について述べる本。
小説技法篇で、小説はいかなるテクニックを使って書かれるのかを示し、批評理論篇で、有力な作品分析の方法論を解説する。
フランケンシュタインは1818年に発売された女性作家の作品である。

船
DAO-04055 台東進出綠島和蘭嶼的客船碼頭 富岡漁港” by 盈盈設計影像網 0932046950 is licensed under CC BY-NC-SA 2.0 .

ストーリープロットの違いなど勉強になる。
エンバーミングという漫画があった。
和月伸宏の作品だ。
似ている部分があったような気がする。

本書を参考に実践してみた。
エンバーミングという漫画はジャンプSQで連載されていた。
当時、ジャンプSQは創刊したばかりで大型連載を期待していてジャンプ編集部に頼んで先生を紹介されたのだっけか。
ジャンプSQは月刊誌で800円くらいする雑誌だ。
ジャンプは350円くらいするが週刊誌である。
ジャンプSQの方が儲からない。
単行本の値段はどちらも同じくらいだし。
ページ数は60ページの人もいる。
ジャンプは24ページくらいだ。
しかし連載するのは楽である。
紙質はジャンプSQの方がよい。
紙の値段にさほど差はないのだろう。

フランケンシュタインは怪物の物語である。
盲目の老人が登場し、歓談する場面がある。
怪物も完全な悪というわけではないのだ。
そして怪物は本を読む。
怪物がフランケンシュタインの本を読むなんて考えると面白い。
メタ的な話なのだ。

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