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ウィキリークス

蜷川真夫,石川幸憲
アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング / アスキー新書
2011年2月10日 (発売日)
新書 (発行形態)

科学的ジャーナリズムサイトのウィキリークスについての本。
内部告発サイトである。
僕は名前を聞いた事があるくらいだった。
ジュリアン・アサンジという人が創設者らしい。
ニュースによると現在は逮捕されているという。
暴露サイトは危ないな。
逮捕されても仕方ない事なのかもしれない。
アサンジは被告発者との対話が必要だったのではないだろうか。
ホームページを見たが、ウィキの形式のサイトなのだな。
見てないがショップなんかもあった。

日本では岩谷英雄議員の政務調査費、政務活動費の問題があった。
一時期、この問題が各地で取り上げられ、大問題となった。
誰かがリークしたのか、調査の積み重ねで不正が明らかになったのか。
本書の著者は次のように言う。

その多くはリークによるものだった。調査取材を重ねて積み上げたトクダネなんて、そうそうあるものではない。
(p.147)

やはりリークだったのだろう。
リークには出世競争の問題が絡むと著者は言う。
新聞記事もリークが多いのだ。
ニュースはリークばっかりだ。
ウィキリークスはよくないかもしれないな。

最後の章はメディアの再生となっている。
最近はインターネットメディア隆盛の時代だ。
メディアは再生したと言えるのだろうか。
マクルーハンは未来のメディアについて論じていた。
インターネットこそ未来のメディアなのだ。
確かそうだったはずである。
メタバースの時代も到来する。
メタバースも新しいメディアを形作るであろう。
専用のネットテレビができるかもしれない。

新聞を読む老人
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