破線のマリス
首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う主人公は、モンタージュで刺激的な映像を作り出す。
彼女を待ち受けていたのは自ら仕掛けた視覚の罠だった。
郵政民営化以前の話で郵政省をめぐる事件が描かれる。
郵政省がNTT、放送局も管理していたのか。
麻生は良くないな。
遠藤は正当防衛ということだろう。
犯人には驚き。
「だから画面の外にどんなに大事なものがあったとしても、気づくこともできないんだ」
(p.336)
テレビ局と言うことだろう。
著者は眠れる森というドラマを手がけていたようだけれども過去見たことがあるな。
マリスとは報道の送り手側の意図的な悪意、破線はテレビ画面を構成している五百二十五本の走査線のことである。
マスメディアに狂わされた双人。
家族のタイズ。