野沢 尚
講談社 / 講談社文庫
2003年12月15日 (発売日)
文庫 (発行形態)
一家殺害事件でひとり生き残った主人公は大学生に成長する。
そこで加害者にも同じ年の娘がいたことを知る。
正体を隠し、彼女はその女性に会うという話。
サスペンスミステリーという事でドキドキしながら読んだ。
犯罪は被害者は勿論の事、加害者家族も苦しめる。
犯罪を起こさない心がけが大事なのではないだろうか。
最後が印象的だ。
暗夜に七色の光を放つネオン管は、もう二度と振り返らない。
(p.447)
主人公は加害者の娘と別れた。
大きな罪を背負って。
二度と会う事はないであろう。
僕にもそういう人がいたがやはり会う行為はないと言える。
主人公は他の友人を探すのである。
SNSというものだ。
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